受験に臨む人が合格を目指してのいるのは当然のことです。
しかし、受験には合格を勝ち取る人もいれば惜しくもそれを逃す人もいます。
皆さんは不合格だった時のことを考えていますか?
受験を目前に落ちた時のことを考えるのは良くないと思われますが、受験と同じくらい大切なことでもあるのです。
目前の受験のことばかり考えて、その先のビジョンがまっさらになってはいませんか?
この記事では、大学受験に失敗した経験を持つ4人にその後の進路について取材した内容をまとめました。
受験に落ちた学生の進路
1.浪人して再チャレンジする

私はセンターで思うような点が取れずに1回目の受験に失敗しました。
受験失敗のショックは大きく、しばらく立ち直れない日々が続きました。
しかし、どうしても東北大学への入学を諦めきなかったため、浪人して再チャレンジをすることにしました。
1回目の受験を通して、自分には何が足りなかったのか痛感していたので、それを補うための勉強を続けました。
幸いなことに、私は1浪で合格することができました。
1度経験した失敗をばねに再挑戦する学生は大勢います。
せっかく受験期の猛勉強の末、身に付けた学力があるのに使わなくなってしまうのは勿体ないことです。
学生の中には、浪人することに対して強い抵抗を持つ人もいますが、大学で学ぶことに年齢など一切関係ありません。
大学には浪人した人もたくさんいますし、成人してから大学に入った人もいます。
強い意志で入学を希望するならば、後悔が残らないよう再チャレンジすべきです。
2.志望大学を変える

私は浪人してもう一度千葉大学を受けようと考えていました。
しかし、受験直前になって模試の成績が伸び悩んだため志望大学のレベルを下げて宇都宮大学に受験することを決めました。
進路を変えることを家族に相談したことろ、「本当に後悔しないのか」「もう1年頑張ってもいいんだよ」と言われましたが、受験勉強に耐えられなくなっていた私は進路を変えることにしました。
その結果、合格を勝ち取ることができました。
本命ではなかったものの、、今では楽しいキャンパスライフを送っています。
志望した大学での生活だけが楽しいものではありません。
新たな選択の先には新たな世界があります。
志望すること大学のレベルを下げることは非常に悔しいことかもしれませんが、どの大学にもどの優秀な学生や教員はいます。
大学名といったブランドに頼るより、『大学で何をしたのか』の方がその人にとって大切なことですし、就職でも重要視されることです。
進路を変えないというのも1つの選択ですが、正解とは限りません。
Tさんの様に自分にとって良い結果をもたらしそうな方法を選んでみましょう!
東北大学を受験したSさん、千葉大学を受験したTさんについてはこちらの記事でも取材をしています。
参考になさってください。
3.就職する

私が受験したのは筑波大学です。
受験はC判定での挑戦で、落ちるかどうか半々といったところでした。
正直なところ、私は受験期にあまり熱が入っておらず、周りの友達との間に受験に対する温度差を感じていました。
その結果、受験には落ちましたが大きなショックを受けることもありませんでした。
当時の私は「起業して大学生より成功するんだ!」と意気込んでいましたが、半年間のアルバイト生活の末に一般の会社に就職しました。
今でも企業の野望を持って勉強を続けています(笑)
受験失敗を機に就職を考える学生もいます。
高卒という学歴になりますが、それでも選択できる職の種類は豊富にあります。
就活においても学歴に固執されない限り、『良い人柄』と『熱意』を持ち合わせた人材であることが伝われば、採用されることの方が多いのです。
大学受験を失敗したことで評価が悪くなるようなこともありません。
また、Yさんの様に将来的な独立や起業のために現場で働いて知識を蓄える人もいます。
その中には実戦経験を活かし、成功している人も多くいるのです。
4.ニート生活をする

私は受験期の終わりから焦って勉強を始めました。
それまで受験勉強といえる勉強もしていなかったため、進路選択も限られていました。
私立大学は6つ受けましたが、どれも不合格でした。
勉強しなかった自分が悪いのですが、6校全てに落ちたショックは大きく、なにもする気が起きませんでした。
受験に失敗したからと言って、すぐに就職できるわけではないのでニート生活を送っていました。
家族には申し訳ない気持ちもありましたが、受験で失敗した私を思う気持ちに甘えてしまいました。
勉強をしなったこと、就職活動をしなかったことを後悔しています。
受験の失敗は非常に辛いことであり、簡単に立ち直れるものではありません。
大学を諦めた人の中には、燃え尽き症候群になってしまう人もいるほどです。
立ち直れないほどの挫折を味わい、それを見つめようとすることは人生において非常に大切なことです。
人は挫折し、悩むことで成長しますが、いつまでも悩んでいることは成長を妨げることになります。
精神的な問題だけが生じるのであれば、ゆっくり療養できますが社会的立場にも問題が起こり得るのです。
長年ニート生活を続けていた人は、就活でも不利になります。
採用する側も若くて熱意を持った人材を求めているため、社会経験もなく年を重ねただけの人を採用したいとは思いません。
いざやる気を出したときには、受け入れてもらえない状況になっているかもしれません。
できるだけ早く立ち直り、行動を始めるようにしましょう。
受験の失敗は人生の失敗ではない
いかがでしたか、受験に失敗した経験を持つ4人の話は非常に参考になると思います。
個人差はありますが、頑張った分だけ受験の失敗は辛いものになります。
受験に失敗した学生は「もう終わりだ」と自棄になってしまいがちですが、それは挫折を経験しただけであり、人生が終わったわけではありません。
再チャレンジも可能ですし、新しい選択で充実した日々を送ることもできます。
「あの失敗があったから今の自分がいる。」と思えるような選択をしましょう!
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