「近頃、やる気がなくなってきた」、「成績やモチベーションが思うように上がらない」といった悩みを抱えている浪人生はいませんか?
今の姿勢を続けていれば、もう一度失敗するかもしれません。
浪人生活の苦しさを知っている人であれば、もう一年の浪人生活は何としても避けたいですよね。
この記事では、受験や浪人生活に失敗する人に共通する6つの原因と改善方法をご紹介します。
自分に当てはまるものはないか確認しながら読んでください。
浪人に失敗する原因
1.意思が弱い
浪人生に限らず、意志の弱い受験生は失敗しやすいです。
特に「今日はこの教科を徹底する」、「〇時間はを集中する」と決めても、達成できないことが多い方は危険です。
毎日のノルマをこなしている人と途中でやめてしまう人とでは、1日当たりの学習量に大差はありませんが、数か月や1年経つと結果が顕著に現れます。
仮に毎日8時間の勉強を続けている人とギリギリまでさぼってしまった浪人生のデータを見比べてみましょう!
下のグラフは、ギリギリまでさぼってしまった人が毎日8時間勉強している人に追い付くために必要な時間を表したものです。

センター試験1年前では、危機感を持っていなかったために5時間の学習すらしていなかった浪人生もいるのではないでしょうか?
その習慣を身に付けたまま夏を過ごしてしまうと、10月からは10時間以上の勉強が必要となり、センター試験直前には毎日16時間程度の学習が必要となるのです。
また、実際には毎日8時間の勉強を続けていた人も受験前には10時間以上取り組むため、追い付くことは困難です。
これは意志が弱く、自分を甘やかしがちな浪人生を例として作成したグラフですが、意外にもこの通りの失敗をしている浪人生は多いのです。
毎日の積み重ねがいかに大切か分かって頂けましたか?
自分で決めたノルマさえ達成できない浪人生がもう1年延長したことろで、現役生に勝つことはできません。
2.誘惑になるものを持っている
「勉強の休憩」と言って、ゲームやYouTube、SNSばかりになっている浪人生はいませんか?
厳しいことを言いますが、現役の頃よりもゲームやSNSを使う頻度が増えている浪人生はもう一度失敗して浪人生活を送ることになると思ってください。
必ず合格したいのであれば、『合格点を出せること』と『運もカバーできる実力をつけること』が必要となります。
試験に失敗した方からは「苦手な範囲ばかりが出た」、「あんな問題は見たことがない」といった言い訳が多く出てきますが、他の学生も与えられた問題は同じです。
どの範囲を出題されても得点できるようにしておくのは当然ですし、捨てるべき問題があったときのために、解ける大問の得点率を上げておく必要もあります。
受験に失敗して浪人生活を送っている方のほとんどは、それができていなかったのです。
本試験で失敗した範囲や教科だけを勉強し直して満足する浪人生は多いですが、それでは不十分です。
ゲームやSNSをやめて、現役の時以上の学習をしましょう!
スマホを使って合格したい場合は、こちらの記事を参考にしてください。私が実践し、推奨している勉強法です。
3.時間があると勘違いしている
「浪人したからもう1年の猶予ができた」、「現役生より1年長く勉強をしている」と思い込み、油断している浪人生は失敗しやすいです。
意外にも浪人生の学習は、はかどらないものです。
浪人生は、現役の頃よりも特定の教科に重点を置くことが多いため、暗記科目や細かな知識に抜け落ちが生じやすいのです。
その対策として予備校に通っている浪人生は大勢いますが、たとえ相手がプロであっても一度習った内容を受け直すのは効率的ではありません。
「一人では不安だからとりあえず」といった理由で予備校に通う浪人生には、勉強の方法を教えてくれる武田塾の方が有効です。

貴重な時間を上手に使うためには、受験まで時間がないことを自覚し、できる範囲は自分で取り組むことが大切です。
勉強に偏りがあると失敗しやすいので、過去問を取り入れつつ、まんべんなく学習するよう心掛けてください。
4.モチベーションが低く、計画性がない
浪人生や失敗しそうな現役生に指導をしていて気になるのが、モチベーションの低さと計画性がないことです。
自分に思い当たることはありませんか?
浪人生としての期間を勉強一筋で過ごすのは辛いことですが、だらだらと気の向くままに勉強をしていても成績が上がるわけがありません。
もう一度失敗して浪人生活を送る予定であれば、その学習スタイルを続けていても構いませんが、その年に合格したいのであれば今の姿勢を変える必要があります。
失敗を避けたい浪人生におすすめの記事を2つ載せておきますので参考にしてください。
5.一人で考え込んでしまう
多くの浪人生は現役生のような活発なコミュニティに属していないため、孤独を感じることが多くなります。
現役の頃は高校の友人たちと目標に向かって努力していた人も、受験失敗を機に浪人生としての道を選べば、話す相手は予備校生ばかりで内容も勉強中心になります。
気分転換になる話もなく勉強だけをする環境に身を置いていると、周囲の浪人生の結果を見て落ち込んでしまったり、現役生の成績ばかりを気にしてしまいます。
実際に、浪人生活を辛く感じて諦めようと考えている浪人生になぜ辛くなったのかと尋ねたところ、「成績が上がらないから」という理由に続いて「浪人は孤独で辛いから」といった答えが多く挙がりました。
予備校に通っていても、親しい友人を作ったり、高校時代のようなメリハリのある生活をするのは難しいようです。
6.とにかく雑
浪人生に限らず、成績の悪い学生の勉強を見て気になるのが、何をするにも雑であることです。
問題を解いても単純計算にミスが目立つだけでなく、グラフや表、書き込みが汚くて損をしている方が非常に多いです。
与えられたデータをまとめて可視化することで、解法の筋道を立てるはずが、それを雑に行っているために問題に入る前段階で失敗しているのです。
これは数値や記号だけに見られる失敗ではありません。
浪人生の英文を添削していても「a」と「d」や「u」と「v」の区別がつかなかったり、アルファベットが潰れていて読めないことが多々あります。
たとえ正解を書いていても採点されなければ回答の失敗とみなされ、答えていないのと同じ扱いになります。
自分の回答は採点されるものなのか、情報をしっかりまとめることができているかを再確認しましょう。
良い惰性を身に付けましょう
浪人生に限らず、大学受験を受ける者の最大の目標は、志望大学に合格することです。
誰も失敗をするために受験しようとは思いません。
そのため、勉強を疎かにして遊んでいたり、だらけている暇はありません。
特に浪人生が勉強に専念するためには、良い意味での惰性を身に付けることが大切です。
『受験期には勉強以外をやっても意味がない』、『受験勉強以上の価値を持つものはない』と考え、惰性で勉強ができるようにしましょう!
物事は、一度習慣づけてしまえば意外にも楽なものです。
この記事を参考に、今日から『二度と失敗しない浪人生』になってください。
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