受験に緊張はつきものですが、当日の緊張感に圧倒されて十分な力を出すことができず、涙を流す学生がたくさんいます。
「普段の実力なら」「緊張で頭が真っ白になったから」と言い訳することの無いよう、受験当日に緊張しない努力をしましょう!
受験対策と聞くと多くの学生が勉強を思い浮かべますが、受験で実力を出せるように準備することも大切な受験対策の1つなのです。
この記事では、受験対策として受験当日に緊張しない心身を作る方法をご紹介します。
受験に強い心身を作る方法
1.規則正しい生活をする
受験が近づくにつれて緊張感が増すため、多くの受験生が夜遅くまで勉強をするようになります。
中には人一倍の緊張感を持って、翌朝まで勉強に励む学生もいます。
しかし、この勉強スタイルは非常に効率が悪いうえに、受験に悪影響さえ及ぼしかねない危険な習慣なのです。

なぜなら、1日のうちで最も勉強効率が高くなる昼間に眠くなったり、集中力が切れやすくなるのは受験生にとっては致命的だからです。
また、夜に覚醒水準が高くなる習慣を付けたとしても、午前から夕方までの大学受験でそれを発揮するタイミングはありません。
緊張と闘わなければならない受験では、休憩の度に眠気や疲労感に襲われるので、昼間の覚醒水準を高くもっておく必要があります。
確かに周りの学生が夜遅くまで受験勉強をしていたら、大きく差をつけられたような気がして焦ってしまうと思います。
しかし、全く問題はありません。
十分に機能する頭を使って短時間で追い抜くことができるからです!
受験に合格するのは受験生の中でも少数です。
安易に多数派の真似をするのが正しいとは言えないのです。
実際に受験期の私は夜更かしをしなかったし、緊張感をもって変に気合を入れるようなこともしませんでした。毎日、昼間に集中して夜は暗記教科に取り組むと決めていました。規則正しい生活で、自分が眠気を感じるタイミングを把握していたので、緊張が薄れました。また、「夜更かしの習慣がない私は、昼間の覚醒水準が高いはず」と考えることも緊張を防いでくれました。私のように酷く緊張しやすい方、緊張すると頭が真っ白になる方は実践してみてください。
2.食生活を見直す
食生活と受験の緊張には意外にも強い関係があるのです。
受験期は今後の人生を左右する大切な時期ですから、この時期に何を食べるかも非常に重要な問題なのです。
効率よく勉強するためには、しっかり栄養をとる必要があります。

また、食で体調を気遣うのも大切です。
受験期に好きなものばかりを食べていると、脳の作業効率が落ちるだけでなく、胃もたれや胃痛を起こしたり、栄養不足による風邪やインフルエンザ発症のリスクが大きくなります。
受験前に酷い風邪やインフルエンザになってしまうと、数日から1週間を失うことになるため、勉強に遅れや抜け落ちが生じて緊張が増します。
直接的ではないものの、食生活を見直すことは受験で緊張する確率を下げることに繋がるのです。
私は、高校3年生の間は毎朝たまごを食べ、受験3か月前からは焼き魚も食べていました。それも毎朝欠かさず同じメニューです。たまごや魚には集中力や記憶力をアップさせる効果がありますが、なぜこんなにもこだわったのかというと、『受験日まで同じことをすることで、当日の緊張感を軽減する』といったルーティン効果を狙っていたからです。実際に受験当日も同じ朝食を食べて、緊張することなく家を出ました。また、食品をある程度限定することで、体調を崩すことがなくなりました!
私の真似をして同じメニューにする必要はありませんが、受験前は油が少なくて頭や体に良い食品を摂取するように心がけましょう!
3.受験当日の姿勢

当日は受験生全員が気合と緊張を持って会場入りします。
会場に入ってからも試験室に入ってからも、周りの学生は真剣モードでずっと勉強をしています。
しかし、そこで緊張感溢れる空気に飲まれてはいけません。
緊張感のある会場で真剣な学生達に囲まれていると、周りの学生が実力以上に優秀に見えたり、周りばかりを気にしている自分は落ちるのではないかと心配するため、緊張に繋がります。
緊張による失敗を避けるには、とにかく落ち着くことです。
私が受験した際は、試験直前の勉強など一切せずに外を眺めたり会場を歩き回ったりしていました。緊張を防ぐために、できるだけ他の受験生を見ないようにしていたのです。お昼の休憩では他の受験生が参考書で最終チェックをしている中、試験開始のギリギリまで寝ていました。私は、極度のあがり症で緊張することを知っていたので、思い切って力を抜くことにしていたのです。そのおかげで、センター、二次ともに緊張することなく受けることができました。
周りの学生が最後の勉強をしている中で力を抜くのは、不安かもしれませんがしっかり勉強をしてきたのなら最終確認などいらないはずです。
彼らを気にして緊張し、自滅に向かう必要はないということです!
失敗するくらいなら、いっそ受験なんて忘れるくらいの姿勢でいましょう!
受験で実力を出すために
いかがでしたか、これが受験で緊張しないための3つの方法です。
勉強を徹底しても緊張で失敗するのは非常に勿体ないことです。
「勉強はできるけれど、本番に弱いから落ちた」というのは、受験対策が不十分だったことによる作戦負けです。
この記事を参考に、『本番で緊張せず、実力を出すための受験対策』に取り組んでみてください。
周りに流されず、自分らしい方法で受験を攻略してください。
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