「最近の大学生は睡眠時間が不足している」と耳にすることがあります。
確かに若者が睡眠不足に陥りがちという話は聞きますが、大学生に限定した話は少ないです。
そこで、この記事では実際の大学生を対象に行った睡眠についてのアンケート結果と共に大学生の睡眠時間について考えていこうと思います。
今回の調査ついて
今回のアンケートは大手アンケートサイトを利用し、大学生会員50名(私立を含む)を対象に行いました。質問は『あなたの平均睡眠時間を教えてください』と『睡眠時間を確保できない理由を教えてください』の2つで、1人につき一回の参加を可能にしました。
大学生は1日何時間寝ているのか
始めに設置した『あなたの平均睡眠時間を教えてください』という質問には、『~4時間』『4~6時間』『6~8時間』『8~10時間』『10~時間』といった2時間おきの選択肢で答えていただきました。
このアンケートの結果は以下のようになりました。

『~4時間』と答えた学生が全体の14%で50人中7人、『4~6時間』が38%で19人、『6~8時間』が34%で17人、『8~10時間』が12%で6人、『10~時間』が2%で1人という結果です。
この結果を見ると、4割以上の大学生が6時間以上の睡眠をとっていることが分かります。
しかし、全体の半分以上が睡眠時間6時間未満に属していることも見て取れます。
この年代の理想的な睡眠時間が7~8時間であることを考ると、やはり大学生の睡眠時間は不足していると言うことができます。
どうして睡眠時間を確保できないのか
では、どうして大学生の睡眠時間は不足しているのでしょか?
先ほどの質問に続いて設置した『睡眠時間を確保できない理由を教えてください』という質問を見ていきましょう。
この質問には、大学生が睡眠不足に陥りやすい『実習・レポート』『アルバイト』『部活・サークル』『ゲーム』を選択肢として設定しました。(『その他』も選択肢に加えてあります)
このアンケートの結果を見ていきましょう。

この質問に『実習・レポート』と答えた大学生は全体の30%で50人中15人、『アルバイト』は32%で16人、『部活・サークル』が24%で12人、『ゲーム』が12%で6人、『その多』が2%で1人という結果になりました。
実習やレポート、アルバイトで睡眠時間が確保できない大学生が半数以上であることが見て取れます。
中には睡眠時間を削ってゲームをしている大学生もいるようです。
今回のアンケートでは、『その他』の割合が低くなりました。設置したアンケートに答える形でなく、全国の大学生からアンケート対象を無作為抽出する形で調査ができれば、多少異なる結果になっていたのかもしれません。また、このアンケートでは選択肢の中から最も適した回答を1つだけ選んで頂きました。中には2つ以上の理由で睡眠時間が確保できない学生もいます。
大学生は忙しい
学部や学科によって1日の自由な時間は変わりますが、ほとんどの大学生は時間に追われて生活しています。
そういった生活の中でも十分な睡眠時間を確保するためには、限られた時間をどのように使うかがカギとなります。
現時点で忙しいと言っている大学生も社会人になれば、よりいっそう時間に追われる生活になるかもしれません。
大学生のうちに時間と上手に付き合う方法を見つけましょう!
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